サロンユタをつくる人|「とりあえず、会いたいです。」

INTERVIEW #04

もう一回来てほしい。

前回のインタビューから、数年。

あの頃から、サロンも少しずつ変わりました。

そして一番変わったのは、もしかすると私自身なのかもしれません。

今回は、今の施術のこと、お客様のこと。
そして、これからのユタについて話しました。

サロンユタ

―― 前回のインタビューから数年経ちましたが、ご自身で変わったと思うところはありますか?

一番は、余裕ができたことだと思います。

前は「満足してもらえてるかな」って、自分のことで精いっぱいでした。

今は、目の前の人をちゃんと見られるようになった気がします。

―― 施術にも変化はありましたか?

一人ひとりに合わせて、施術を変えるようになりました。

同じ施術をみんなにするというより、その日の様子やその方に合う心地よさを探しながら、

「この人にとって、心地いい時間ってどんな感じなんだろう」

って考えています。

―― それは、言われなくても分かるものですか?

そこは毎回探りながらです。

呼吸の変化を感じながら、少しずつその方に合う施術を探していきます。

その方が自然にリラックスできるような施術をつくっていく感じです。

―― お客様からよく言われることはありますか?

「一人ひとりのことをちゃんと見て施術しているのが伝わる」って言っていただくことがあります。

身体の状態を見ながら施術していることだったり、包まれているような感じだったり。

あとは、やっぱり手ですね!

―― 「クリームパンの手」ですか?

そうです

最初の頃に来てくださっていたお客様が、私の手を見て、

「クリームパンみたいな手だね」

って言ったのが最初だったと思います。

そこからずっと使っています。

自分では、それが魅力になるなんて思っていなかったです。

でもお客様から、

「柔らかい」

「包まれている感じがする」

って言っていただくことが増えて。

自分では気づいていなかったものを、お客様が魅力にしてくれた感じです。

サロンユタ 施術風景

―― いろいろなお客様が来る中で、今大切にしていることは何ですか?

その人が何を求めているのかを見ることです。

同じ施術でも、心地いいと感じることは人によって違うので。

昔は、

「一生懸命施術したら、きっと喜んでもらえる」

っていう気持ちがすごく強かったんです。

今はそこに、

「この人は、どんな時間を過ごしたいんだろう」

っていう視点が加わった感じです。

―― ユタでは、どんな時間を過ごしてほしいですか?

ちゃんと身体も楽になってほしい。

でも、それだけじゃないんですよね。

安心するとか、少しドキドキするとか、気持ちが満たされるとか。

全部ひっくるめて、

「来てよかったな」

って思って帰ってもらえたら嬉しいです。

―― お話を聞いていると、以前より気持ちにも余裕が生まれたようですね。

少し歳を重ねてからの自分の方が、私は好きです。

昔より余裕もあるし、人のことも理解できるようになったと思います。

―― お客様のいろいろな部分も、受け止められるようになりましたか?

それはあると思います。

人って、いろんな好みや気持ちがあるじゃないですか。

話してくれたら聞くし、

「じゃあ、どうしたら心地よく過ごしてもらえるかな」

って一緒に考えることもあります。

―― そういうところも、お客様にとって安心できる部分なのかもしれませんね。

そうだったら嬉しいです。

「こんなこと話しても大丈夫かな」って思うことも、その人の一部分だと思うので。

ここにいるときくらいは、あまり何かを取り繕わずに、その人のままでいてほしいなって思います。

サロンユタ 店内・施術風景

―― 最近は、1日に受ける人数も減らしたそうですね。

はい。

一人ひとりと過ごす時間を、前より大切にしたいと思うようになりました。

せっかく時間をつくって来てくださるので、私も余裕を持ってお迎えしたいなって思っています。

―― これから、お店はどうしていきたいですか?

大きくするというより、今みたいな隠れ家として続けていきたいです。

たくさんの人に知ってもらうというより、

この記事をたまたま読んで、

「この人に会ってみたい」

と思ってくださった方と、ご縁がつながったら嬉しいです。

―― 初めて個人サロンを予約するのは、結構勇気がいりますよね。

めちゃめちゃ分かります。

私自身が、予約ボタンをなかなか押せない人なんですよ!

何軒もお店を見て、ホームページを上から下まで見て、どんな人がやっているのかも見て。

いっぱい調べて、いっぱい考えて、それでもなかなか押せない。

だから、初めてここに来てくださる方の気持ちは、すごく分かるんです。

知らない場所で、初めて会う人に施術してもらうって、やっぱり勇気がいると思うから。

最近は、

「ずっと気になっていました」

と言って来てくださる方も多くて。

その言葉を聞くと、予約するまでにいろいろ考えて、それでも来てくださったんだなって。

本当に嬉しくなります。

―― まだ予約ボタンを押せずにいる方には、何と伝えたいですか?

とりあえず、会いたいです。

私も押せないタイプなので、迷う気持ちはすごく分かります。

でも、その一回を押して来てくださったら、その人が何を求めているのかをちゃんと見たい。

その人に合った時間にしたいと思っています。

サロンユタ セラピスト

―― 新しい方だけではなく、以前来てくださった方にも来てほしいですか?

もちろんです。

一度でも来てくださった方には、本当にもう一回来てほしいです。

今の自分でもう一度お迎えしたいんですよね。

昔より余裕もできたし、相手を見ることもできるようになった。

だから、

「もう一回来てほしい」

って思います。

何年空いていても全然気にしないです。

むしろ「思い出してくれたんだ」って嬉しくなります。

―― ずっと来てくださっている方には、どんな思いがありますか?

……幸せになってほしいです。

長く来てくださっていると、仕事だったり環境だったり、いろんな節目を知ることもあるんですよ。

しばらく会っていなくても、

「元気かな」「何してるんだろう」

って、ふと思い出すことがあります。

不思議なんですけど、そうやって思い出した方から突然予約が入ることもあって。

「あ、来てくれた」って嬉しくなります。

何年会っていなくても、覚えています。

会っていない時間が長くても、その方との時間までなくなるわけじゃないので。


サロンユタの猫の小物

サロンユタの小物

サロンユタの器

サロンユタの小物

―― これから先、ユタはどうなっていくと思いますか?

形は少しずつ変わっていくと思います。

私も歳を重ねていくし、お客様も一緒に歳を重ねていく。

それでも、

何年後かにふと思い出して、

「久しぶりに会いたい」

って思ってもらえるような関係でいられたらいいなと思っています。

―― 最後に、今伝えたいことを聞かせてください。

昔来てくださった方も。

ずっと来てくださっている方も。

まだ一度も会ったことがない方も。

皆さんが思っているより、
私は覚えています。

だから、以前来てくださった方には、

もう一回来てほしいです。

まだ会ったことがない方には、

一度、会いに来てほしいです。

予約ボタンを押すのに勇気がいることは、私もよく分かります。

その一回を押してくれたら。

あとは、いつものあなたのままで来てください。

会えるのを、楽しみにしています。

サロンユタ

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